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(INNOVATE:INvestigatioN of Omalizumab in seVere Asthma TrEatment)

【効能又は効果】
気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)
〈効能又は効果に関連する使用上の注意〉
高用量の吸入ステロイド薬及び複数の喘息治療薬を併用しても症状が安定せず、通年性吸入抗原に対して陽性を示し、体重及び初回投与前血清中総IgE濃度が投与量換算表で定義される基準を満たす場合に本剤を追加して投与すること。症状が安定しないとは、下記の症状のいずれかが改善しないことを示す。
・ 喘息に起因する明らかな呼吸機能の低下(FEV1.0が予測正常値に対し80%未満)
・ 毎日喘息症状が観察される
・ 週1回以上夜間症状が観察される
【用法及び用量】(抜粋)
通常、成人にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回75~375mgを2又は4週間毎に皮下に注射する。1回あたりの投与量並びに投与間隔は、初回投与前の血清中総IgE濃度及び体重に基づき、投与量換算表により設定する。
投与量換算表では、本剤の臨床推奨用量である0.008mg/kg/[IU/mL] 以上(2週間間隔皮下投与時)又は0.016mg/kg/[IU/mL]以上(4週間間隔皮下投与時)となるよう投与量が設定されている。
喘息増悪率及び重度の喘息の増悪率は、いずれもプラセボ群と比較してゾレア群で有意に大きく低下した。

*INNOVATE試験における増悪の定義
増悪:28週間の治療期間中に全身ステロイド治療を必要とする喘息症状の出現
重度の増悪:PEFもしくはFEV1.0が自己最良値の60%未満となり、かつ全身ステロイド治療を必要とする喘息症状の出現
【使用上の注意】(抜粋)
1. 重要な基本的注意
(4)気管支喘息患者に本剤を投与中、大発作をみた場合には気管支拡張薬あるいはステロイド薬を投与する必要がある。
緊急治療の頻度は、プラセボ群と比較してゾレア群で有意に低かった。

*緊急治療とは、喘息増悪による入院治療、救急外来への訪問、予定外受診とした。
【使用上の注意】(抜粋)
1. 重要な基本的注意
(4)気管支喘息患者に本剤を投与中、大発作をみた場合には気管支拡張薬あるいはステロイド薬を投与する必要がある。
ゾレア群ではプラセボ群と比較して、AQLQのいずれの指標も有意に改善した。
投与28週後もしくは最終投与時のAQLQスコアのベースライン時からの変化

ベースライン時からの変化が、臨床的に意義があるとされる0.5ポイント以上である患者の割合は、プラセボ群と比較してゾレア群で有意に高かった。

AQLQ(Asthma Quality of Life Questionnaire)
喘息に特異的なQOLスケールであるAsthma Quality of Life Questionnaire(AQLQ)は、McMaster大学のJuniperらが1992年に発表した。喘息特有の32項目の質問が含まれており、臨床調査や喘息治療薬の治験などを目的に欧米で使用されている。
AQLQは、上表にあるように健康に関する4つの領域に分類されており、活動性領域11項目、情動領域5項目、症状領域12項目、曝露領域4項目の合計32項目から成る。
編集:池上直己 他, 臨床のためのQOL評価ハンドブック, 医学書院, 2001, P.65
有害事象の発現率はゾレア群で72.2%、プラセボ群75.5%であった。主な症状は下気道感染症や鼻咽頭炎であった。総合した注射部位反応の発現については、プラセボ群の1.3%に比べてゾレア群で5.3%であった。