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医療関係者のみなさま

臨床成績に関する事項

「効能又は効果」、「用法及び用量」、「禁忌を含む使用上の注意」、「効能又は効果に関連する使用上の注意」、 「用法及び用量に関連する使用上の注意」については添付文書をご参照ください。

1. 国内第III相臨床試験(1304試験)1)

(1)試験デザイン

目的
気管支喘息患者を対象に、ゾレア投与時の有効性及び安全性についてプラセボを対照に比較検討する。
主要評価項目
ピークフローメータで測定した朝のピークフロー(PEF)
試験方法
多施設共同(73施設)、無作為割付、プラセボ対照、二重盲検並行群間比較試験
対象
JGL(喘息予防・管理ガイドライン) 1998 改訂版で推奨されている長期管理薬では十分にコントロールできていない**中等症から重症の気管支喘息患者315例(ゾレア群151例、プラセボ群164例)

プロピオン酸ベクロメタゾン(BDP)800μg/日以上の吸入ステロイド薬を使用し、さらに1剤以上(経口ステロイド、β2刺激薬、徐放性テオフィリン薬、ロイコトリエン拮抗薬/トロンボキサンA2阻害・拮抗薬のいずれか。ただし、レスキュー薬としての短時間作用型吸入β2刺激薬を除く)。前観察期開始1ヵ月前から喘息管理のための治療薬の種類及び用法・用量の変更がなかったこととする。

**次のいずれかに該当する患者

  • ● 喘息症状により夜間眠れない(1日以上/週)
  • ● 喘息症状により日常活動が制限される
  • ● レスキュー薬(短時間作用型吸入β2刺激薬)が必要な症状がある(1日以上/週)
  • ● PEFの日内変動が20%以上ある(1日以上/週)
  • ● FEV1.0あるいはPEF平均値が予測正常値に対して40~80%である(前観察期)
投与方法
ゾレア群は、オマリズマブ(遺伝子組換え)として1回75~375mgを2又は4週間毎に16週にわたり皮下に注射する。1回あたりの投与量並びに投与間隔は、初回投与前の血清中総IgE濃度及び体重に基づき、投与量換算表により設定する。
投与スケジュール

投与スケジュール 図

【効能又は効果】
気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)

〈効能又は効果に関連する使用上の注意〉
高用量の吸入ステロイド薬及び複数の喘息治療薬を併用しても症状が安定せず、通年性吸入抗原に対して陽性を示し、体重及び初回投与前血清中総IgE濃度が投与量換算表で定義される基準を満たす場合に本剤を追加して投与すること。症状が安定しないとは、下記の症状のいずれかが改善しないことを示す。
・ 喘息に起因する明らかな呼吸機能の低下(FEV1.0が予測正常値に対し80%未満)
・ 毎日喘息症状が観察される
・ 週1回以上夜間症状が観察される

(2)朝のPEF

朝のPEFの変化量は、プラセボ群に比べゾレア群で有意に大きく増加した。

朝のPEF図

ゾレア群の朝のPEFの平均変化量は、すべての評価時期でプラセボ群と比べて大きかった。

ゾレア群の朝のPEFの平均変化量 グラフ

(3)喘息増悪を経験した患者数

喘息増悪を経験した患者数は、ゾレア群で6名(4.0%)、プラセボ群で18名(11.0%)であり、ゾレア群で有意に少なかった。

喘息増悪を経験した患者数 グラフ

本試験における喘息増悪の定義:喘息増悪のため、ステロイド治療を追加又は喘息治療薬を変更したこと。

(4)安全性

本試験における副作用はゾレア群48.3%、プラセボ群38.4%に認められた。
ゾレア群の主な副作用は注射部位紅斑(22.5%)、注射部位そう痒感(11.3%)等であった。

【使用上の注意】(抜粋)
1. 重要な基本的注意
(4)気管支喘息患者に本剤を投与中、大発作をみた場合には気管支拡張薬あるいはステロイド薬を投与する必要がある。

(5)効能・効果に合致する部分集団における朝のPEF

より重症度の高い、効能・効果に合致する患者集団においても、ゾレア群はプラセボ群と比べて有意に大きく朝のPEFを改善した。

朝のPEFの変化量 グラフ

朝のPEFの変化量 グラフ

効能・効果に合致する部分集団:
高用量の吸入ステロイド薬及び喘息治療薬を2剤以上併用もしくは経口ステロイド薬を併用しているにもかかわらず、喘息症状がある(毎日の喘息症状がある、週1回以上の夜間症状がある、%FEV1.0が予測値の80%未満のいずれかを 満たす)という条件に合致する部分集団161例

主要文献
  • 1) 社内資料:国内臨床試験 1304 試験 〔XOLU00002〕
 
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