ゾレアの効能・効果は特発性の慢性蕁麻疹
(既存治療で効果不十分な患者に限る)
総監修:島根大学医学部皮膚科学講座
教授 診療科長
森田 栄伸 先生
蕁麻疹は、血液中のIgEと呼ばれる物質などが、皮膚にあるマスト細胞を活性化することで、
炎症をおこす化学物質が放出されておこります。
慢性蕁麻疹は繰り返しおこるため、他の皮膚疾患と比較しても、QOL(生活の質)の低下が大きい疾患です。
蕁麻疹のしくみ
九州大学医学部 皮膚科学教室
中原 剛士 先生
治療を開始する前に、まず、あなたのこの4週間の蕁麻疹の状態を先生と一緒にチェックしてみましょう。症状を把握したら、あなたの治療ゴールを設定しましょう。
症状の把握について
NTT東日本関東病院 皮膚科
五十嵐 敦之 先生
蕁麻疹ノートについて
島根大学皮膚科学講座
千貫 祐子 先生
蕁麻疹ノートについて
藤田保健衛生大学医学部 講座外部門 総合アレルギー科
矢上 晶子 先生
ゾレアは特発性の慢性蕁麻疹に対する治療薬です。今までの治療薬とは異なる作用機序で、マスト細胞の活性化をおさえ、蕁麻疹がおこるのを防ぎます。
ゾレアによる治療
神戸大学医学部 皮膚科学教室
福永 淳 先生
ゾレアによる治療
NTT東日本関東病院 皮膚科
五十嵐 敦之 先生
今までの治療薬を使っても残っている症状をコントロールして、活動的な日常生活を送ることを目指します。
ゾレアと目指す生活
NTT東日本関東病院 皮膚科
五十嵐 敦之 先生
ゾレアと目指す生活
神戸大学医学部 皮膚科学教室
福永 淳 先生
ゾレアと目指す生活
九州大学医学部 皮膚科学教室
中原 剛士 先生
ゾレアの治療を受けることができるのは、特発性の慢性蕁麻疹の患者さんです。ゾレアは通常、1 回300mg を4 週間ごとに医療機関を受診して、皮下に注射していただく治療薬です。
ゾレアを始めるには
島根大学 皮膚科学講座
千貫 祐子 先生
ゾレアを始めるには
藤田保健衛生大学医学部 講座外部門 総合アレルギー科
矢上 晶子 先生
主な副作用は、注射部位の赤みや腫れです。また、ゾレアの投与後は、気管支のけいれん、呼吸困難など、アナフィラキシーの症状が出る場合があります。注意すべき症状を把握しておきましょう。
主な副作用について
神戸大学医学部 皮膚科学教室
福永 淳 先生
主な副作用について
藤田保健衛生大学医学部 講座外部門 総合アレルギー科
矢上 晶子 先生
一般的に蕁麻疹がでたり、悪化させたりすると考えられている要因について理解し、避けられるものは避けて、蕁麻疹が悪化しないように注意しましょう。
日常生活の注意
島根大学 皮膚科学講座
千貫 祐子 先生
ゾレアは通常、1回300mgを4週間ごとに投与します。ゾレアの薬剤費は、1ヵ月で5万8,294円となり、窓口での支払額は、年齢や収入によって異なります。また、ゾレアは通常、抗ヒスタミン薬と併用して投与します。そのため、抗ヒスタミン薬の薬剤費もかかります。
※2020年4月現在